「地面と体が接する家具にはお金をかけろ」
とはよくいいますが、本当にその通りです。元気なときは気になりませんが、妊娠、出産と体がボロボロのときに安物を使っていると、ものすごく体がしんどいです。体重を支えてくれ、適度に沈み込むものがどんなに心地良いか。。
布団については大阪・心斎橋の「日の本寝具」さんが、敷布団とマット等の組み合わせによって、体に合ったほぼオーダーメイドの敷布団を提供してくれるのでいいのですが、椅子に関してはデザインもあるので、なかなか気に入った物を見つけるのが難しいです。
いろいろな家具屋さんに何度も足を運び、実際に座ってみなければならないので、妊娠後だと難しくなるので、妊娠前に済ませておくことをおすすめします。
我が家にはいい椅子がひとつだけあり、ハーマンミラー社のアーロンチェアです。これはものすごく座り心地が良いのですが、リビングダイニングのインテリアに合わなすぎて、あまり置きたくありません。しかし前回の妊娠・出産時にはこれしかなかったので、ずっとこれに座っていました。授乳のときなんかとっても楽。
こういう高さ調節のできるものはいいのですが、木製のリビング・ダイニングチェアだとそうはいかないので、
脚を切って高さを自分に合わせる必要があります。自分に合った高さとは、何センチなのでしょうか。
人間工学に基づいた椅子の高さだと、こういった式で求められます。
座面高=身長×0.25-1 ※170cmの場合:41.5cm
机の高さ=身長×0.25-1+身長×0.183-1 ※170cmの場合:71.61cm
しかしこれを鵜呑みにしてはいけません。
ホームセンターでるコンパネのベニア(9 mm厚、1820 x 910mm)を購入し、ホームセンターのカットサービスで60cm x 30cmを9枚切り出します。
現在使用している椅子の下に置き、足を乗せて、何枚重ねたときの座り心地がよいのか確認してみます。
すると、私の場合、人間工学に基づいた適切な高さは39センチなのですが、この方法で試した場合42センチが心地よかったのです。
これはある家具屋さんで教えてもらった方法です。その方の経験則からいうと、
机70cm、椅子43センチが日本人に合った高さ
なのだそうです。この方に出会わなければ、高価な椅子を39センチにカットしてしまうところでした。
ちなみにいろんな家具屋さんに行きましたが、机や椅子の高さについてきちんと知っているスタッフの方はこの方1人しかいませんでした。
一度カットしてしまうともとに戻せないので、不安な場合は長めにカットして、不満であれば再度カットするというように、慎重にしていく必要もあります。
このように本当に楽な椅子を手に入れる道のりは長いので、早めにとりかかるのがいいと思います。