seven play's blog

自然派ママの育児耳より情報

お子さんにむいた学習方法、将来の進路や仕事選びに役立つ!強み診断ツール7つ

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今日は定期的に開催している育児交流会でした。今回は先生をお呼びして、子どもと家族の個性診断をしてもらい、いろんな個性があるから、それを伸ばしてあげよう、とママたちを励ましてくれるものでした。そこで私も、小学生以降ですが将来に利用できそうなツールを集めてみました。

 

従来わたしたちは、親や教師から「バランスよく」と言われ、弱みを克服することに重点を置いた指導を受けてきました。しかし最近は、強みを活かすことが仕事の成功、幸福につながるという説が世界の主流になっています。弱みをいくら伸ばそうとしても平均以上にはなりませんが、強みは息を吐くようにできることです。自分が当たり前にできることなので人もそうだろうと思いがちですが、まったくそんなことはなく、その人だけの強みであり個性です。

自分が簡単にできるやり方で成果を出すことができ、人の役に立ち、その対価としての報酬をもらう、とてもシンプルな成功哲学です。

以下に強みを診断するツールを年齢別にご紹介します。小学生、中学生からのものは、まだ先のこととは思いますが、そのときに思い出していただければと思います。

 

 

――幼児むけ――

 

シュタイナー教育の「四つの資質」

シュタイナーによると、大人になると、以下の4つの気質がバランスよく備わっていなければならないとされています。シュタイナーは、気質は人間が生まれながらに持っている個性と親からの遺伝との混合によって作られると考え、4つのタイプに分けました。

診断方法:はっきりした診断というよりは、シュタイナー教育の先生が教育に活かすかんじ。

 

胆汁質

自己主張がはっきりしている

意志が強い

決断力・行動力がある

意思が通らないと癇癪を起し、激しく反応する

些細なことで周囲と衝突を起こす

自分の能力が認められると、行動力集中力を発揮する

土を踏みつけるようにしっかり歩く

地水火風の4つのエレメントでいうと、火の要素、色でいうと赤。

<接し方>

子どものやっていることに注目し、関心を示すこと。
少しハードルの高い課題を与える。簡単な課題を与えると自信過剰になってしまう。その子どもが尊敬する大人がいることが必要で、それで自制が働く。エネルギーを発散させるはけ口が必要である。

 

憂鬱質

物事を暗く悲観的に考える癖がある

非社交的で孤独

敏感で傷つきやすい

自分に対してすごく関心がある

懐疑的な態度

歩き方は重たく、引きずるような感じ

地水火風の4つのエレメントでいうと、土の要素、色は紺や紫。

<接し方>

大人が辛い体験を話すと、共感を感じる。悲劇を経験した人を愛するこのタイプは、そういう出会いがないと孤独感を持ってしまう。

 

粘液質

休むこと、食べること、眠ることが大好き

人から注目されたくない、放っておいてほしいと思っている

おっとりしている

指示はきちんと受け、正確にこなすが、時間はかかる

一度やる気を起こすと、持続し、長続きする

ゆったりした確実な歩き方をする

地水火風の4つのエレメントでいうと、水の要素、色は緑。

<接し方>

大人が興味をもっていろいろなことに気づくのが大切。しかし、気づいたことを子どもに教えることは、子どもには迷惑な行為になる。子どもは親の反応に刺激をうけ、自分から関心を持つようになる。

 

多血質

いろいろなことに関心を持ち、一つのことにじっくり取り組むことができない

楽天的で、物事を肯定的にとらえる

活気に満ち、陽気

環境と自分の関係が大事だから、人当たりもよく、やさしい

刺激されやすく、快不快、喜びや悲しみに対して敏感

新しいものに関心を持つが、長い間集中できない

足取りは、飛び跳ねているような軽やかな感じ

地水火風の4つのエレメントでいうと、風の要素、色は黄色。

<接し方>

せかせかしているので、遊ぶ時に、大人が、その子どもより、少しゆっくりめに導いてあげる。一方、それに相反する方法として、その子ども以上にせかせかし、子ども自身に気付かせる方法もある。

注意しなければならないことは、子どもがどれか一つの気質だけであることはなく、4つの気質を持ち合わせているということです。ですから、子どもの、その時々の気質に合わせて、対応することが必要です。

『気質でわかる子どもの心 シュタイナー教育のすすめ』広瀬牧子 共同通信社

 

――小学生から――


・VAK

優先する感覚器官のタイプが視覚、聴覚、触覚のうちどれかわかる。勉強方法に活かせる。

診断方法:ネットで無料診断


・マルチプルインテリジェンス

1983年に、合衆国ハーバード大学の教授、ハワード・ガードナーが提唱し、現在世界で広く認知されつつある理論です。知能を20世紀のIQテストに基づく知能観では測ることのできない複雑で複合的な力、常に変容・発達可能な力と捉えています。人間は誰でもこの8つの知能を持って生まれ、どの知能が強いか弱いかという“程度”と“組み合わせ”が一人ひとりの「個性」になります。ブレンディッド・ラーニングや個別学習など、学校教育に活かせる

診断方法:ネットで無料診断

 

<8つの知能>

言語的知能            

数学的・論理的知能 

空間的・視覚的知能 

身体的・運動的知能    

リズム・音楽的知能    

対人関係の知能         

内観の知能           

自然・環境の知能 

脳科学を活かした授業をつくる 子どもが生き生きと学ぶために』本田恵子 みくに出版

 

―――中学生から―――

 

エニアグラム

もとはイスラム教が指導者を育てるために体系化した秘儀。エニアグラム診断で自分の隠れた性格や本質が分かれば、自分の適職やモチベーションの上げ方、伸ばすべき能力などを知るきっかけになります。現在最も効果的な自己成長システムとして、心理学の世界を飛び越え、ビジネスや教育、カウンセリングなどさまざまな分野で応用されています。

9つの性格

タイプ1:改革する人

タイプ2:助ける人

タイプ3:達成する人

タイプ4:個性を求める人

タイプ5:調べる人

タイプ6:信頼を求める人

タイプ7:熱中する人

タイプ8:挑戦する人

タイプ9:平和を好む人

『9つの性格 エニアグラムで見つかる本当の自分と最良の人間関係』鈴木秀子 PHP


・ストレングスファインダー

強みを34の資質に分け、順位を判定する。上位の資質を活かすと、仕事での成功につながる。向いている職業を選ぶとき、職場での強みの活かし方を知りたいときに。

診断方法:下記の書籍購入で上位5位の資質を判定してもらえる。34の全資質は、ネットで有料で判定できる。勝間和代氏推薦

『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー2.0』

 トム・ラス  (著), 古屋博子 (翻訳) 2017/4/13


・VIA

幸福になるための性格の強みの活かし方。幸福学。

ポジティブ心理学では、それまで心理学が扱ってこなかった「幸せな人たち」に注目し、幸せな人たちと不幸な人たちとの違いを調べました。

その中の一つが、「幸せな人は自分の強みを知っていて、それを使っている」ということでした。

幸せの研究では、成功したからといって必ずしも幸せは約束されないことがわかっているのですが、興味深いことは、自分の強みを知り、活用している人は、幸せでもあり成功もしやすいということです。

米・VIA研究所が提供するこの診断ツールは、世界190カ国、500万人以上の人々に使用され、科学的に信頼出来る心理テストとして信頼性や妥当性も検証されています。

「VIA-IS」における強みは全部で24種類に分類され、そのうちトップ5の強みが「自分を特徴づける強み(Signature Strength)」とされています。

これらの強みを生活や仕事などで活用することで、人生の満足感や仕事の充実感が向上するという研究結果が報告されています。

 

診断方法:・VIAインスティチュートのHPで質問に回答する

https://www.viacharacter.org/

英語サイトのみ。無料版と有料版がある。日本語で診断をする場合、以下のサイトの説明がわかりやすい。

https://lifebalanceny.org/645

 

『強みの育て方』  ライアン・ニーミック博士 (著)WAVE出版 (2021/2/5)

 

・4スタンス理論

スポーツにおける体の動かし方のタイプ

同じタイプの先生に習うと上達が早い

 

 

お父さんのお仕事での個性の活かし方、お母さんの人間関係について向いているやり方など、大人にはすぐに使えるので、ぜひご自分でもやってみてください。診断するだけでもおもしろいですよ。