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自然派ママの育児耳より情報

シュタイナー学校の性教育のお話が国際的でおもしろかった!

京田辺シュタイナー学校でオンライン講座で『性教育』のお話をききました。なんだか目からウロコというか、有料で聞いた価値があった~!という内容だったので備忘録的に書こうと思います。

 

エイズ1990年代にエイズの特効薬、進行を止められる薬ができたが、高額すぎてお金持ちしか買えなかった。そのため、エイズ活動家で病院のベッドで死にそうになっていたある女性はその日が一番辛かったと語った。しかし、彼女の支援者が裁判を起こし、ブラジルの憲法には健康であることは人権だとある、薬を提供しないのは憲法違反だと主張したところ、判事がもたもたしているとその女性が危ないのですぐに結論を出した。

薬を無料で提供する、と。

 

その後ブラジルで同様の裁判が多数おき、すべて勝訴した。

 

薬が高額で飲み続けないといけないため、次第に予算を圧迫してきたので、ブラジルの保健省が財務省に圧力をかけるため協力してほしいと国民によびかけ、政府も公認で無料配布となった。

 

今度は特許を持つアメリカの製薬会社に、安価に提供してほしいと要望を出し、特許機関やアメリカ政府、各国政府を巻き込んだ論争になった。一度多くの人が薬を飲み始めたら、やめるとウイルスの変異株が出てきてしまうため、影響が全世界に波及してしまう。こういった状況では、特許は発動しない!という結論になり、今では多くの人が無料や安価で手に入れることができるようになったそうです。

 

わ~~こんなすごいことが世界で起こっていたなんて、全然知りませんでした。素晴らしいですね!!

 

講義をされたのはブラジルで長年活動されていた大学の先生で、世界と日本の違いについて話題豊富で面白かったです。

 

ktsg.jp

 

ノルウェーの学生は付き合う前にセックスをする、どこだったか、中東のある国の学生は、デートしたら逮捕される、日本人はデート何回目でキスしていいのですか?セックスは?

こちらは世界の人の性の常識にビックリだけど、世界の人は日本人の性に興味津々だそうです。笑

 

・また、日本人にだけある変な思い込みというのがあって、大人の男性はペニスの皮がむけたまま、というのがあるそうです。しかし普段は皮をかぶって保護されているのが正常で、仮にむけていると日常生活でこすれて痛いそうです。世界ではそれが常識なのに、日本人だけ誤解している。

 

日本人の中年以上の男性は、銭湯などに入る前に、ちょいとむいてから入る、それを見て若い男性はおれはなんでまだいつもむけている状態にならないんだろう・・と悩む。

 

日本では子どもが泌尿器科に連れていかれるとビリッツッツ!!と無理やりむかれて、子どもがワーっと泣いて、医師が薬塗っとくね~と言って帰す、というのがよくある流れだそうですが、むりやりむく必要なんて全然ない。たまにむいて垢みたいなのをとるだけで大丈夫。

 

こんなこともあまり知らなかったので、男の子を持つ親として聞けて良かったです。

 

・女の子のアソコを何と呼びますか??

 

おちょんちょん

おまた

 

なんていうのがあるんですね。おちょんちょんは昔主流で、今はおまたが主流だそうです。全然知らなかった!私は小学生のころ、授業で「おちんこ」と習って、親に言ったら、母は「おちんこか~~あははは」と笑っていて、それから我が家ではそう言うようになっていました。

 

・高校生の生理休暇は必要か?

 

これは参加者でわいわい議論していました。私は必要だと思います!若いときは元気だからすっごい痛かったのをロキソニンとか、ボルタレンとかのきっつい薬を飲んで普段通り過ごしていたけれど、年をとると生理の時は動いちゃだめ、体に負担をかけないように家でゆっくりだらだら過ごすべき、とわかりました。

 

薬も、アセトアミノフェンというのが小児科でも産婦人科でも使われるいちばん安全性の高いものだと知りました。そういうの、女の子たちに教えてあげたいです。

 

体をあたためること、夏でも冷たいものをとらないこと、冬にアイスを食べないこと、体を大事にすること、年をとった出産はしんどいこと、いろいろあるなあ。。

 

実は来年度の子ども会の会長になっちゃったんで、イベントいろいろ考えてできるのですが、性教育テーマもいいかなと思いました。親が集まってワイワイしゃべるかんじになるのかな。子どもは年齢がまちまちだから、伝え方もかわってくるし、どう混ぜていくか考えたいですね。