脅したり、もので釣る方法に違和感
半年ほど前の話になるのですが、里帰り中、実家の母が2歳の息子に言うことをきかせるために、ご飯食べないとお化けがくるよ、着替えないと遊びに行かないよ、ラムネあげるから車に乗ろう、などと脅したりお菓子で釣ることに、違和感を覚えていました。
そうやって言うことをきかせるのは、なんかよくない気がする、、。でも、なかなか言うことをきかなくなってきたイヤイヤ期の息子に、自分もどうすればいいかわからず怒ってばかりいました。
それで読んだのがこの本。
ごまかさない、脅さない、怒らない。
- 子どもだからといって上から目線で言うことを聞かそうと言うのは間違い。我が子でも自分と違う人格を持つ対等な人間であることを認めること
- 子どもだからといってごまかさない。きちんと理由や理屈を話して、伝えること
- 感情で起こるのではなく、理性で叱ること
こんなことが書いてあり、自分にもできそうな気がしてきました。
歯磨きと着替えをいやがらなくなった
毎日困っていたのが、歯磨きと着替えをいやがること。
歯磨きを持たせると、自分では磨くのですが、私たちが仕上げをしようとすると逃げ回るのです。
ちょうど、おさるのジョージのアニメで、虫歯菌のキャラクターが出てきて、小さくなって自分の口の中に入ったジョージがそいつらを追い出す話を見たところでした。そこで、その話を出しながら、歯磨きをしなければいけない理由を説明してみました。
ちゃんと歯磨きしないと、ジョージのお口にいた虫歯菌がお口で増えて、虫歯をつくるんだよ。そうしたら、歯医者さんにいってガリガリ削らないといけないよ。痛いし、つらいんだよ。
そうならないように、自分で磨くだけでなく、お母さんが仕上げをして、残った虫歯菌を追い出してあげるんだよ。ほら、追い出そう!
最初はえ?え?とよくわからないような、困惑した顔をしていました。根気よく、三回通りくらい説明すると、仕上げ、する!と膝に乗って口を開けてくれました。
終わった後は、あーう〜もう来ないね!と嬉しそう。
翌日から、数日は同じやりとりをしましたが、今は毎日すぐに口を開けて大人しく磨かせてくれます。以前はあんなに暴れていたのに。
着替えも、着替えないとどう困るのか、なぜ着替えが必要なのか伝えると、着てくれるようになりました。
また、こんなこともありました。おばあちゃんが揚げ物をしているキッチンに近づいて怒られ、私に泣きついてきました。
そこで、おばあちゃんは、あなたが好きだから、火傷をしたら悲しいから、怒ったんだよ。火傷はなかなか治らないし、痛いんだよ。かわいい孫にそんなおもいさせたくないから怒ったんだよ、と説明しました。すると、泣き止んで、そっか!という顔になって元気に立ち上がり、おばあちゃんにありがとうー!と叫びました。
なんだか感動です。泣いたりわがまま言ったりして手に負えないと思っていた息子と、こんなに分かり合えるなんて。子どもは親が思っているよりずっと物事をわかっているんですね。
著者は他にも本を出していて、どれも私の目指す育児に合致しているので参考になります。ニキーチン夫妻の育児を参考にしているところも好きです。
そしてもう1つ参考になるのがこの本です。
薄そうな内容かと思いきや、悩みにすぐ使える対応方が書いてあります。そして、全然マンガではありません。
男の子のタイプ別に性格や対応方が書いてあります。
癇癪を起こしていたら、ギュッと抱きしめて落ち着かせ、まずは共感してあげる。それから諭してあげると、ちゃんときいてくれるなど。とても役立っています。