2歳半の長男がどうやら左利きっぽいので、本人のやりやすいようにすればいいと思っていたのですが、帰省の際におばあちゃんが右手にお箸を持ちなさいと教えていて、矯正は良くないんじゃないかと思い、調べてみました。
- 作者: ローレンミルソム,笹山裕子
- 出版社/メーカー: 東京書籍
- 発売日: 2009/04/28
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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読みやすさ★★☆
左利きについて広く網羅しています。おすすめ!ただ古い本で入手が難しくなっていますので、図書館で探すのがいいと思います。
読みやすさ★☆☆
左利きに関する研究のいろいろな統計が紹介してあります。
左利きか確かめる方法
- 左手で作業することが多い
- 左手でする方がじょうずにできる
- 片足を上げる時、左足を軸にして右足を上げることが多い
矯正はすべきでない
左利きは生まれつきで、脳を経過せずに体が動く「反射」であり、考えてするものではないので、矯正は難しく、辛い思いをさせることがある。ほかには、
- 右左がわからなくなることがある。
- 矯正されて右手で作業をすると、利き手でない方でやるため不器用になりがちで、劣等感を持ちやすい
- 弱い左利きと強い左利きがある。弱いと矯正しやすいし、強いとしにくい。
- 矯正した上で直らなかった場合、人生における幸福度が下がる
などのデメリットがありました。
やはり、矯正はよくないようです。
主人は左利きですが、矯正されたため右左がいまだにわからなくなるときがあります。また両利きで、作業によって使う手が違うそうです。左利きあるあるでしょうね。
とはいえ、小さい時は両方の手を使い、使いやすい方を確かめている時期なので、左利きとは限りません。
うちではハサミや箸は左利きと右利き両方を用意して、やりやすい方を選んでいいからね、と言って好きにさせています。右利き用のハサミを左で持ったりしています。
左利きは危険もある
ただ、左利きは危険もあることを知っておく必要があります。
世の中の道具は右利き用に作られているので、左利きにはとても使いにくい。だから大人になって危険な機械を使うような仕事をするなら、それを意識して機械の操作などよくよく気をつけなければいけません。
学校での作業くらいなら、昔と違って左利きの道具もたくさん出ているので、心配いらないと思います。上記の本に道具が紹介されていました。
親族には、「字を書くときや、食事の時が不便だからそれだけ矯正したら?」とよく言われますが、成長するにつれ自分で選んだり、調節すればいいと思います。
スポーツには左効きが有利だったり、音楽や絵画へのある一部の部分では有為に右利きより優れているという統計もあるので、個性として大事にし、付き合っていけばいいと思います。